最近、バイクロアやGrinduroなどオフロード系イベントが増えてきて、オフロード走りたい欲が涌いてきて早1年。
グラベルロードバイクとMTB、どっちにするか迷っていたけれど、両方持っている友人の「ほとんどグラベルしか乗ってない」という言葉を頼りに、ついにグラベルロードを購入しました。
購入
多少手荒に扱っても大丈夫そうなアルミフレームのグラベルロードバイクという条件で、
あたりを見ていたけれど、無骨なデザインが好きなのと、SHIMANOのグラベル用コンポGRXを試してみたかったのもありCANYONに決定。やっぱりCANYONのコスパは高いし。
CANYONといえば通販オンリー。今回は在庫があったらしく、注文から10日で届きました。ドイツからデカい買い物して10日で届くって、便利な世の中になりましたね。
組み立て
組み立てといっても半分組み上がった状態で届くので、やらなくちゃいけないのは、
- ハンドル取り付け
- シートポスト取り付け
- ホイール取り付け
- ペダル(別売り)取り付け
- ボトルケージ(別売り)取り付け
- サイコンセンサー類(別売り)取り付け
- フィッティング
程度なので、以前CANYON Ultimate CF SLXを組んだ経験もあり、テレビ観ながら1時間もかからないくらいでできました。
ちなみに今回別購入で取り付けたのは以下の通り。
- ペダル
- SHIMANO PD-EH500
- オフロードや輪行を意識したSPDペダルをベースに、通勤や街乗りでも使えるように片面フラットペダル。
- ボトルケージ
- Elite PRISM(右・左)
- いつかフレームバッグを付けることを見越して、ボトルを横から挿せるタイプ。
- サドル
- SPECIALIZED Power Arc Expert
- Ultimateに付けているS-Works Power Arcの座り心地が素晴らしいけど、今回軽量化にはこだわらないので廉価版の方で。
- Power Arcでサドル沼から足を洗いました。
インプレッション
フィッティングがてら10km程乗ってきたのでインプレッション。
ポジションが楽
グラベルロードバイクは普通のロードバイクと比べるとヘッドチューブが長くアップライトになるジオメトリーなので、リラックスしたポジションで乗ることができる。
サドルの高さや後退幅はメモしてある数値を反映させたところ、いきなりフィット。GRXのブラケットが太めなのもあり、身体と車体の一体感をより強く感じた。
アルミフレームが意外と良い
カーボンとクロモリのフレームのバイクは持っているけど、アルムフレームは今回が初めて。イメージ的には「固い」という先入観があったけど、乗ってみると意外にマイルド。
カーボンフレームのUltimateと比べると、重量はあれど、しっとりした乗り味を感じた。
タイヤが太い安心感
ロードバイクで一般的な25cのタイヤと比べると、40cのタイヤは1.5倍以上の太さ。その分空気圧を低くできるので、多少の段差であれば余裕でクリアできる。さらに路肩のグレーチング(金属の排水溝)にハマることもないので、路面に対する緊張感がだいぶ和らぐ。
普段2輪に乗っている人が4輪に乗ると「あー楽ちん」と感じるのと似ている感覚かもしれない。
機械式ディレイラーもアリ
Ultimateから電動ディレイラー(Ultegra Di2)を使っていたので、実走で機械式ディレイラーを使うのは約2年ぶり。
電動はボタンを押すだけでシフトできたり、フロントとリアが良い具合に連動してくれたり、確かにメリットは多いんだけれど、残りバッテリーを意識したり面倒なところもある。
今回久々に機械式のディレイラーを使ってみて、シフト時にガチャっと切り替わるダイレクト感や、STIレバーの剛性感が気持ちいいなと思った。ぶっちゃけ、レースやヒルクライムでヘロヘロな時以外は機械式の方がいいかも。
もちろんちゃんと整備されていることが前提だし、GRXがそれだけの精度を持っている機材だということだと思います。
やっぱりサドルはPower Arc
Grailに同梱されているSelle Italia X3も試しに座ってみたけれど、穴あきサドルに慣れてしまっているので、穴のないサドルだと凸面に座っているような違和感があった。短時間乗るだけなら問題ないかもしれないけど、ロングライドだと確実に尿道に悪影響を及ぼす気配がした。
尿道と前立腺を保護するという名目で、すかさずSPECIALIZEDに行ってPower Arc Expertを買ってきて付け替えたところ、慣れ親しんだ座り心地を得ることができました。
たしかSPECIALIZEDではサドルの試着レンタルもしていたはずなので、気になる方は試してみるといいかも。
今後手を入れたいところ
ブレーキの左右入れ替え
普段、左手をフロントブレーキ、右手をリアブレーキのセッティングにしているけど、CANYONは日本向けに出荷されるバイクは全て右手フロントブレーキの設定に変更しているそう。カスタマーサポートに「左手フロントブレーキのままで」とお願いしたけど断られてしまいました。(Ultimateは左手フロントで届いたんだけどな)
バイクごとにブレーキの左右が異なっていると混乱するので、早いところ左手フロントに直したいと思ってます。油圧ディスクブレーキなので、ブレーキワイヤーみたいに簡単に変えられないのと、グリップテープも剥がさなくちゃいけないから、少し汚れてきたらやろうかな。
タイヤのチューブレス化
Grailに付いてるホイール(DT Swiss C 1850 Spline)とタイヤ(Schwalbe G-One Bite)はいずれもチューブレスレディだけど、クリンチャー仕様(チューブ入り)で届きます。
チューブレスのレビューを見ていると「もうクリンチャーには戻れない」というくらい乗り心地が良いみたいなので、自分も早くチューブレスを味わってみたい。
パンクのリスクも減ることを考えると、ツール缶の中身もだいぶ減らせて軽量化できるんじゃないかと。あわよくばツール缶をなくしてボトル2本挿しできないかなと、夢は膨らむばかり。
というわけで、ようやくオフロード走れる機材を入手したので、色々とチャレンジしてみたいと思います!
[…] 先日納車したグラベルロードバイク、CANYON Grail AL 7.0をチューブレス化してみました。 […]